USCPAとは?米国公認会計士の難易度・勉強時間・費用・キャリアを初心者向けに解説
USCPAとは、U.S. Certified Public Accountant の略で、日本語では 米国公認会計士 と呼ばれる資格です。
英語で会計を学びたい人、外資系企業やグローバル企業で働きたい人にとって、USCPAはキャリアを広げる選択肢のひとつです。
ただし、USCPAは「英語ができれば簡単に取れる資格」ではありません。
受験資格、試験科目、費用、勉強時間、ライセンス登録など、始める前に知っておきたいポイントがあります。
この記事では、USCPAとはどんな資格なのか、難易度・勉強時間・費用・受験資格・キャリアまで、初めての方にもわかりやすく解説します。
この記事の結論
USCPAとは、U.S. Certified Public Accountantの略で、日本語では「米国公認会計士」と呼ばれる資格です。
英語で会計・監査・税務・ビジネス法などを学ぶ資格で、外資系企業、グローバル企業、監査法人、経理・財務、内部監査、FP&Aなどのキャリアで活かしやすいです。
ただし、USCPA試験に全科目合格しただけでは、厳密にはUSCPAではありません。ライセンス登録までして、初めてUSCPAとなります。
日本で監査報告書に署名したい人向けの資格ではなく、英語と会計をかけ合わせてキャリアを広げたい人に向いています。
- 1. USCPAとは?米国公認会計士のこと
- 2. USCPAと日本の公認会計士・簿記との違い
- 3. USCPAで何ができる?
- 4. USCPAを取得するメリット
- 5. USCPAのデメリット・注意点
- 6. USCPA試験の科目
- 7. USCPAの難易度
- 8. USCPAの勉強時間
- 9. USCPAに必要な英語力
- 10. USCPAの受験資格
- 11. USCPAの費用
- 12. USCPA取得後のキャリア
- 13. USCPAに向いている人
- 14. USCPAに向いていない人
- 15. USCPAは意味ない?そう言われる理由
- 16. USCPAを目指す前に英文会計を学ぶのはおすすめ?
- 17. USCPAに関するよくある質問
- 18. まとめ:USCPAは英語と会計をキャリアに活かしたい人に向いている資格
1. USCPAとは?米国公認会計士のこと
USCPAとは、U.S. Certified Public Accountant の略で、米国公認会計士のことです。
米国各州が認定する会計専門職資格で、会計、監査、税務、ビジネス法、内部統制などの知識が問われます。
日本語では「米国公認会計士」と訳されますが、日本の公認会計士とは別の資格です。
また、USCPA試験に全科目合格しただけでは、厳密にはUSCPAではありません。
学歴要件や実務経験要件などを満たし、州の会計士委員会にライセンス登録して初めてUSCPAとなります。
ここはとても大事です。
日本では「USCPA試験合格者」と「USCPA」が混同されることがあります。
ですが、正確には、試験合格とライセンス登録は分けて考える必要があります。
(1)USCPAは米国各州が認定する会計専門職資格
USCPAは、アメリカの会計専門職資格です。
ただし、アメリカ全体で1つの資格として一律に管理されているわけではありません。
米国各州の会計士委員会がライセンスを管理しています。
そのため、出願する州によって、受験資格やライセンス登録の要件が異なります。
USCPAを目指す場合は、試験科目だけでなく、どの州で出願するかも重要です。
(2)試験合格だけではUSCPAではない
USCPAは、試験に合格しただけで名乗れる資格ではありません。
一般的には、USCPA試験に全科目合格したあと、学歴要件や実務経験要件などを満たし、州の会計士委員会にライセンス登録する必要があります。
流れとしては、次のようになります。
- 受験資格を確認する
- USCPA試験に合格する
- 必要な要件を満たす
- ライセンス登録する
- USCPAとなる
「USCPA試験合格」と「USCPA」は、似ていますが同じではありません。
資格を正しく理解するうえで、ここは押さえておきましょう。
(3)日本の公認会計士とは別資格
USCPAは、日本の公認会計士とは別の資格です。
日本で監査報告書に署名したい場合は、日本の公認会計士資格が必要です。
USCPAを取得しても、日本の公認会計士と同じ独占業務ができるわけではありません。
一方で、USCPAは英語で会計・監査・税務などを学ぶ資格です。
そのため、外資系企業、グローバル企業、海外子会社管理、英文財務諸表、内部統制、FP&Aなど、英語と会計を使う仕事で活かしやすいです。
2. USCPAと日本の公認会計士・簿記との違い
USCPAを理解するには、日本の公認会計士や簿記との違いを知るとわかりやすいです。
| 資格 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| USCPA | 英語で会計・監査・税務などを学ぶ米国公認会計士資格 | 外資系企業、グローバル企業、英語を使う会計職を目指す人 |
| 日本の公認会計士 | 日本で監査報告書に署名できる国家資格 | 日本で監査法人勤務や監査業務を本格的に目指す人 |
| 簿記 | 日本語で会計の基礎を学べる検定試験 | 経理の基礎を固めたい人、会計初学者 |
USCPAは、日本の公認会計士より簡単だから選ぶ資格ではなく、目指すキャリアによって選ぶ資格です。
日本で監査業務を本格的に行いたいなら、日本の公認会計士が向いています。
一方で、英語と会計を掛け合わせて、外資系企業やグローバル企業、海外と関わる経理・財務職を目指すなら、USCPAは有力な選択肢になります。
また、簿記は会計の基礎を学ぶ資格として有用です。
会計初学者であれば、簿記で日本語の会計基礎を学んでからUSCPAに進む方法もあります。
ただし、USCPAでは英語で会計を学ぶため、簿記とは違う難しさがあります。
3. USCPAで何ができる?
USCPAを取得すると、英語で会計・監査・税務・内部統制などを理解できる専門性を示しやすくなります。
具体的には、次のような仕事で活かしやすいです。
- 外資系企業の経理・財務
- グローバル企業の経理
- 海外子会社管理
- 連結決算
- 監査法人
- 内部監査
- 内部統制
- FP&A
- FAS、会計アドバイザリー
- 英語を使う会計職
ただし、USCPAを取得すれば何でもできる、というわけではありません。
USCPAは万能資格ではなく、活かし方が大事な資格です。
(1)外資系企業・グローバル企業で活かせる
USCPAは、外資系企業やグローバル企業の経理・財務職と相性が良い資格です。
外資系企業では、英語で会計資料を読んだり、海外本社とやり取りしたり、英文メールや英語の会計用語に触れたりすることがあります。
グローバル企業でも、海外子会社管理、連結決算、海外拠点とのコミュニケーションなどで、英語と会計の両方が必要になる場面があります。
USCPAで学ぶ内容は、そのような仕事とつながりやすいです。
(2)監査法人・会計アドバイザリーで活かせる
USCPAは、監査法人や会計アドバイザリーでも活かせることがあります。
特に、外資系クライアント、海外子会社、英文財務諸表、内部統制、グローバル案件などに関わる場合、USCPAの知識が役立ちます。
ただし、日本の公認会計士と同じ立場で監査報告書に署名できるわけではありません。
監査法人で働く場合でも、USCPAと日本の公認会計士では役割が異なる点に注意しましょう。
(3)経理・財務・内部監査・FP&Aで活かせる
USCPAは、経理・財務・内部監査・FP&Aとも相性が良い資格です。
経理では、財務諸表や会計処理の理解が必要です。
内部監査や内部統制では、リスク、統制、監査手続、証拠などの考え方が必要です。
FP&Aでは、財務数値を分析し、経営判断に役立てる力が求められます。
USCPAでは、会計だけでなく、監査、税務、ビジネス法、内部統制、IT、分析なども学ぶため、幅広い会計キャリアに活かしやすいです。
4. USCPAを取得するメリット
USCPAを取得するメリットは、英語と会計の両方を学べることです。
日本の会計資格は日本語で学ぶものが多いですが、USCPAは英語で会計を学びます。
そのため、会計知識だけでなく、英語で会計を読む力も身につきます。
USCPAの主なメリットは、次のとおりです。
- 英語と会計の両方をアピールできる
- 外資系企業やグローバル企業への転職で評価されやすい
- 会計、監査、税務、内部統制、IT、ファイナンスまで幅広く学べる
- 日本の会計資格とは違うキャリアの広げ方ができる
- 海外勤務やグローバル案件につながる可能性がある
- 社会人でも科目ごとに学習を進めやすい
USCPAは、英語が得意な人だけの資格ではありません。
むしろ、英語と会計をこれから武器にしたい人にとって、目標にしやすい資格です。
ただし、楽に取れる資格ではありません。
費用も時間もかかります。
だからこそ、始める前に「自分のキャリアに本当に必要か」を考えることが大切です。
5. USCPAのデメリット・注意点
USCPAにはメリットが多いですが、注意点もあります。
良い面だけを見て始めると、途中で「思っていたのと違った」となりやすいです。
USCPAの主な注意点は、次のとおりです。
- 費用が高い
- 英語で学ぶ必要がある
- 受験資格が複雑
- 州ごとに要件が違う
- 試験合格だけではUSCPAとは言えない
- 日本の公認会計士と同じ独占業務があるわけではない
- 合格までにまとまった学習時間が必要
特に注意したいのは、受験資格です。
USCPA試験は、申し込めば誰でもすぐ受けられる試験ではありません。
学位要件、会計単位、ビジネス単位などがあり、出願する州によって要件が異なります。
日本の大学を卒業していても、そのまま出願できるとは限りません。
不足している単位があれば、追加で取得する必要があります。
USCPAは、試験そのものだけでなく、出願準備も少し複雑です。
ここを甘く見ると、学習を始めたあとに止まりやすいです。
6. USCPA試験の科目
USCPA試験は、現在4科目で構成されています。
3つのCore科目(必須科目)と、1つのDiscipline科目(選択科目)に合格する必要があります。
Core科目は、次の3科目です。
- FAR:Financial Accounting and Reporting
- AUD:Auditing and Attestation
- REG:Taxation and Regulation
Discipline科目は、次の3科目から1科目を選びます。
- BAR:Business Analysis and Reporting
- ISC:Information Systems and Controls
- TCP:Tax Compliance and Planning
つまり、USCPA試験は次の組み合わせです。
- FAR
- AUD
- REG
- BAR、ISC、TCPのうち1科目
合計4科目に合格する必要があります。
各科目の試験時間は4時間です。
合格点は75点です。
USCPA試験は、暗記だけで突破できる試験ではありません。
会計処理、監査手続、税法、ビジネス法、内部統制、IT、データ、分析など、幅広い知識が問われます。

(1)FARとは?
FARは、Financial Accounting and Reportingの略です。
日本語では、財務会計・財務報告の科目です。
USCPA試験の中でも、会計の中心になる科目です。
主に、次のような内容を学びます。
- 財務諸表
- 資産
- 負債
- 純資産
- 収益認識
- リース
- 金融商品
- 政府会計
- 非営利組織会計
英文会計を学ぶ人にとって、FARは特に関係が深い科目です。
Balance Sheet、Income Statement、Assets、Liabilities、Equity、Revenue、Expensesなど、英文会計の基本用語が多く出てきます。
いきなりFARに入るのが不安な場合は、まず英文会計の基本用語に慣れておくと学習しやすくなります。
(2)AUDとは?
AUDは、Auditing and Attestationの略です。
日本語では、監査の科目です。
主に、次のような内容を学びます。
- 監査手続
- 監査証拠
- 内部統制
- リスク評価
- 監査報告書
- 職業倫理
- レビュー、コンピレーションなどの保証業務
監査法人で働きたい人や、内部監査・内部統制に興味がある人にとって重要な科目です。
会計処理そのものだけでなく、「その会計情報が正しいとどう確認するか」を学ぶ科目と考えるとわかりやすいです。
(3)REGとは?
REGは、Taxation and Regulationの略です。
日本語では、米国税法・ビジネス法の科目です。
主に、次のような内容を学びます。
- 米国連邦税法
- 個人所得税
- 法人税
- パートナーシップ
- 財産取引
- ビジネス法
- 職業倫理
日本人にとっては、米国税法になじみがないため、最初は難しく感じやすい科目です。
一方で、出題範囲が比較的はっきりしているため、学習を積み上げることで得点につなげやすい科目でもあります。
(4)Discipline科目とは?
Discipline科目は、3科目の中から1科目を選びます。
選択肢は、BAR、ISC、TCPです。
BARは、Business Analysis and Reportingの略です。
財務分析、管理会計、会計・報告の応用論点などを学びます。
FARの延長に近い科目です。
ISCは、Information Systems and Controlsの略です。
IT、情報システム、内部統制、セキュリティ、データ管理などを学びます。
ITや内部統制に関心がある人に向いています。
TCPは、Tax Compliance and Planningの略です。
米国税法をより深く学ぶ科目です。
税務に関心がある人や、REGが得意な人に向いています。
どのDiscipline科目を選ぶかは、得意分野やキャリアの方向性によって変わります。
会計・財務報告を深めたいならBAR、IT・内部統制に関心があるならISC、税務を深めたいならTCPが候補になります。
BAR・ISC・TCPの選び方について詳しく知りたい方は、USCPAの選択科目を解説した記事も参考になります。
7. USCPAの難易度
USCPAは、簡単な資格ではありません。
英語で会計・監査・税法などを学ぶため、会計知識と英語力の両方が必要です。
ただし、日本の公認会計士試験のような長期一発勝負とは違います。
USCPA試験は科目合格制です。
1科目ずつ受験できるため、社会人でも計画を立てて進めやすいです。
USCPAの難易度は、人によって大きく変わります。
たとえば、次のような人は比較的入りやすいです。
- 会計の基礎知識がある人
- 簿記を学んだことがある人
- 英語の文章を読むことに抵抗がない人
- 経理や監査の実務経験がある人
一方で、次のような人は難しく感じやすいです。
- 会計を初めて学ぶ人
- 英語に強い苦手意識がある人
- 学習時間を確保しにくい人
- 受験資格や出願手続きがよくわからない人
USCPAは、頭の良さだけで決まる試験ではありません。
むしろ、学習計画を立てて、毎日コツコツ続けられるかが大事です。
社会人が働きながら目指す場合、無理な短期合格を狙うより、現実的なスケジュールを組む方が合格に近づきます。
8. USCPAの勉強時間
USCPAの勉強時間は、一般的に1,000時間から1,500時間程度を見ておくと現実的です。
もちろん、必要な勉強時間は人によって変わります。
会計経験がある人、簿記を学んだことがある人、英語が得意な人は、比較的短い時間で進められる可能性があります。
一方で、会計初学者や英語が苦手な人は、長めに見積もった方がいいです。
社会人が働きながらUSCPAを目指す場合、1年半から2年程度を想定すると現実的です。
たとえば、週15時間勉強する場合、1年間で約780時間です。
週20時間勉強する場合、1年間で約1,040時間です。
つまり、働きながらUSCPAを目指すなら、週にどれくらい学習時間を確保できるかが重要になります。
USCPAは、休日だけ頑張るより、平日も少しずつ進める方が続きやすいです。
朝の時間、通勤時間、昼休み、夜の時間など、自分の生活に合わせて学習時間を確保しましょう。
科目別の勉強時間や学習スケジュールについては、USCPAの勉強時間を詳しくまとめた記事も参考になります。
9. USCPAに必要な英語力
USCPAは英語の試験です。
そのため、英語力は必要です。
ただし、ネイティブレベルの英語力が必要なわけではありません。
USCPAで特に重要なのは、英会話力ではなく、英語で会計の文章を読む力です。
USCPA試験では、問題文を読み、会計処理や監査手続、税法の論点を理解する必要があります。
そのため、日常英会話が得意かどうかより、会計英語に慣れているかどうかが大切です。
たとえば、次のような英単語に慣れておくと、USCPA学習に入りやすくなります。
- Assets
- Liabilities
- Equity
- Revenue
- Expenses
- Net Income
- Accounts Receivable
- Accounts Payable
- Inventory
- Depreciation
これらは英文会計の基本用語です。
英語が不安な人は、いきなりUSCPAの問題集に入る前に、英文会計の基礎から学ぶのもおすすめです。
英文会計の基礎がわかると、FARの学習に入りやすくなります。
また、英語の問題文を読む心理的なハードルも下がります。
10. USCPAの受験資格
USCPA試験は、誰でもすぐに受けられる試験ではありません。
出願する州によって、受験資格が異なります。
一般的には、次のような要件が関係します。
- 学位要件
- 総単位要件
- 会計単位
- ビジネス単位
日本の大学を卒業している場合でも、出願する州によっては受験できる可能性があります。
ただし、会計単位やビジネス単位が不足している場合は、追加で単位を取得する必要があります。
USCPAの受験資格は、州によって違います。
そのため、「自分はUSCPAを受験できるのか」「どの州で出願すればいいのか」を確認することが大切です。
特に日本から受験する場合、出願州の選択は重要です。
州によって、必要な単位数やライセンス登録の要件が変わります。
USCPAを本格的に検討するなら、早い段階で受験資格を確認しておきましょう。
受験資格について詳しく知りたい方は、USCPAの受験資格を解説した記事も参考になります。
受験資格や不足単位が不安な方へ
USCPAは、出願する州によって受験資格が異なります。
学位要件、会計単位、ビジネス単位などが関係するため、自分がどの州で出願できるかを早めに確認しておくことが大切です。
受験資格や不足単位が不安な方は、USCPA講座を扱う予備校の無料説明会で、自分の状況を確認してみるのも一つの方法です。
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11. USCPAの費用
USCPAは、費用が高い資格です。
受験するだけでなく、出願、教材、予備校、単位取得、ライセンス登録など、さまざまな費用がかかります。
主な費用項目は、次のとおりです。
- 受験料
- 出願料
- 国際受験料
- 教材費
- 予備校費用
- 単位取得費用
- ライセンス登録費用
- 倫理試験や追加手続きに関する費用
日本でUSCPAを目指す場合、総額で100万円前後を見ておくと現実的です。
もちろん、選ぶ予備校、単位の不足状況、受験回数、出願州、為替レートによって費用は変わります。
独学にすれば費用を抑えられるように見えますが、USCPAは受験資格や出願手続きが複雑です。
教材選びや学習計画も重要です。
そのため、費用だけで判断するのではなく、合格まで進めるかどうかで考えることが大切です。
USCPAは安い資格ではありません。
だからこそ、始める前に、費用・時間・キャリアへの活かし方をしっかり確認しましょう。
費用の内訳を詳しく知りたい方は、USCPAにかかる費用を整理した記事も参考になります。
費用や学習スケジュールを具体的に知りたい方へ
USCPAは、受験料、国際受験料、教材費、予備校費用、単位取得費用などがかかるため、始める前に全体像を確認しておくことが大切です。
費用や学習期間のイメージを具体的に知りたい方は、資料請求や無料説明会で、講座内容や必要な費用を確認してみると判断しやすくなります。
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12. USCPA取得後のキャリア
USCPAは、英語と会計を掛け合わせたキャリアで活かしやすい資格です。
特に、次のようなキャリアと相性が良いです。
- 外資系企業の経理
- グローバル企業の経理
- 海外子会社管理
- 連結決算
- 財務報告
- 監査法人
- 内部監査
- 内部統制
- FP&A
- FAS
- 会計コンサル
- 海外勤務
USCPAを取ったからといって、自動的に転職できるわけではありません。
資格だけで人生が変わるわけではないです。
ここは夢を見すぎない方がいいです。
ただし、英語と会計の両方を学んでいることを示せるため、外資系企業やグローバル企業ではアピールしやすくなります。
特に、経理・財務・監査・内部統制・FP&Aなどの職種では、USCPAの学習内容と実務がつながりやすいです。
また、監査法人でもUSCPA人材が活躍する場面があります。
日本の公認会計士とは役割が違いますが、グローバル案件、外資系クライアント、英文財務諸表、海外基準に関わる業務では、USCPAの知識が活きることがあります。
USCPAをきっかけに、英文経理や外資系経理の仕事に興味を持つ方もいます。
英文会計を活かした転職活動の進め方については、英文経理への転職ロードマップも参考にしてください。
USCPA取得後のキャリアについて詳しく知りたい方は、USCPA取得後のキャリアをまとめた記事も参考になります。
13. USCPAに向いている人
USCPAに向いているのは、英語と会計を掛け合わせてキャリアを広げたい人です。
たとえば、次のような人にはUSCPAが向いています。
- 英語と会計を武器にしたい人
- 外資系企業で働きたい人
- グローバル企業で働きたい人
- 経理・財務のキャリアを広げたい人
- 監査法人で働きたい人
- 内部監査や内部統制に関心がある人
- 海外勤務に興味がある人
- 日本の公認会計士試験とは違うルートで会計資格を取りたい人
- 社会人として働きながら資格を取りたい人
USCPAは、会計だけの資格ではありません。
英語、会計、監査、税務、ビジネス、IT、内部統制などを横断的に学べる資格です。
そのため、専門性を広げたい人に向いています。
特に、すでに経理や財務の仕事をしている人にとっては、今の実務を英語・グローバルの方向に広げるきっかけになります。
また、これから会計キャリアに進みたい人にとっても、USCPAは目標になりやすい資格です。

14. USCPAに向いていない人
一方で、USCPAが向いていない人もいます。
たとえば、次のような人です。
- 日本で監査報告書に署名したい人
- 費用をほとんどかけずに資格を取りたい人
- 英語にまったく触れたくない人
- 短期間で楽に取れる資格を探している人
- 資格さえ取れば転職できると思っている人
- 受験資格や手続きを調べるのが面倒な人
日本で監査報告書に署名したいなら、USCPAではなく日本の公認会計士を目指す必要があります。
また、USCPAは費用も時間もかかります。
「なんとなく有利そうだから」という理由だけで始めると、途中でつらくなりやすいです。
USCPAは、目的がはっきりしている人に向いています。
外資系企業で働きたい。
英語を使う会計職に進みたい。
経理・財務のキャリアを広げたい。
海外と関わる仕事がしたい。
このような目的があるなら、USCPAは有力な選択肢になります。
15. USCPAは意味ない?そう言われる理由
USCPAについて調べると、「USCPAは意味ない」という意見を見かけることがあります。
そう言われる主な理由は、USCPAを取っても日本の公認会計士と同じ独占業務ができるわけではないからです。
また、費用が高く、英語で学ぶ必要があるため、目的があいまいなまま始めると、投資に見合わないと感じることもあります。
たしかに、USCPAは万能資格ではありません。
USCPAを取れば必ず転職できるわけでも、年収が必ず上がるわけでもありません。
資格に期待しすぎると、「思っていたほど意味がなかった」と感じる可能性があります。
一方で、外資系企業、グローバル企業、監査法人、経理・財務、内部監査、FP&Aなどを目指す人にとっては、USCPAは英語と会計の両方を示せる資格です。
つまり、USCPAが意味あるかどうかは、その人のキャリアによります。
日本国内の独占業務を目的にするなら、USCPAは目的とズレます。
英語と会計を活かしてキャリアを広げたいなら、USCPAは十分に検討する価値があります。
大事なのは、USCPAを万能資格だと思わないことです。
自分のキャリアに必要かどうかで判断しましょう。
16. USCPAを目指す前に英文会計を学ぶのはおすすめ?
USCPAに興味があるけれど、いきなり試験勉強を始めるのが不安な人もいると思います。
その場合、まず英文会計の基礎から学ぶのはおすすめです。
USCPA試験では、英語で会計を学びます。
特にFARでは、英文会計の基本用語がたくさん出てきます。
たとえば、次のような用語です。
- Balance Sheet
- Income Statement
- Cash Flow Statement
- Assets
- Liabilities
- Equity
- Revenue
- Expenses
- Net Income
- Accounts Receivable
- Accounts Payable
- Inventory
- Depreciation
これらの基本用語に慣れておくと、USCPA学習に入りやすくなります。
英語が不安な人ほど、最初から難しい問題集に入るより、英文会計の基礎を固めた方が遠回りに見えて近道です。
ただし、英文会計を学ぶだけでUSCPA試験に合格できるわけではありません。
USCPAに合格するには、試験範囲に沿った学習が必要です。
英文会計は、USCPA学習の入口です。
USCPAは、その英文会計の知識を資格として形にするステップと考えるとわかりやすいです。
17. USCPAに関するよくある質問
最後に、USCPAに関するよくある質問を確認しておきましょう。
(1)USCPAは日本人でも受験できますか?
はい、日本人でもUSCPA試験を受験できます。
ただし、出願する州の受験資格を満たす必要があります。
学位要件、会計単位、ビジネス単位などが関係するため、自分がどの州で出願できるか確認しましょう。
(2)USCPAは英語が苦手でも合格できますか?
英語が苦手でも、合格できる可能性はあります。
ただし、英語を避けて合格することはできません。
USCPA試験は英語で出題されるため、英文の問題文を読み、会計用語を理解する力が必要です。
英会話力より、英語で会計を読む力が大事です。
英語に不安がある人は、まず英文会計の基本用語から慣れていきましょう。
(3)USCPAは独学できますか?
USCPAを独学で目指すことは不可能ではありません。
ただし、日本から受験する場合、受験資格、出願州、単位取得、教材選び、試験スケジュールなどを自分で管理する必要があります。
そのため、完全独学はかなり難易度が高いです。
費用を抑えたい気持ちはわかりますが、USCPAは手続きでつまずきやすい資格です。
独学する場合でも、制度や出願手続きは慎重に確認しましょう。
予備校選びで迷う方は、USCPA予備校を比較した記事も参考になります。
(4)USCPAと日本の公認会計士はどちらが難しいですか?
一般的には、日本の公認会計士試験の方が難易度は高いと考えられます。
日本の公認会計士試験は、試験範囲が広く、長期的な学習が必要です。
一方、USCPAも簡単ではありません。
英語で会計・監査・税法を学ぶため、英語力と会計力の両方が必要です。
どちらが良いかは、難易度だけで決めるものではありません。
日本で監査報告書に署名したいなら日本の公認会計士。
英語と会計を掛け合わせてグローバルなキャリアを目指したいならUSCPA。
このように、なりたいキャリアから考えるのがおすすめです。
(5)USCPAは転職に有利ですか?
USCPAは、外資系企業やグローバル企業、監査法人、経理・財務、内部監査、FP&Aなどの転職でアピールしやすい資格です。
ただし、USCPAを取れば必ず転職できるわけではありません。
転職では、資格だけでなく、実務経験、英語力、年齢、職務経歴、希望職種との相性も見られます。
USCPAは、転職を保証する資格ではありません。
ですが、英語と会計の両方を学んでいることを示せるため、キャリアの選択肢を広げる助けになります。
英文会計を活かした転職活動の進め方については、英文経理への転職ロードマップも参考にしてください。
(6)USCPAは何年で合格できますか?
学習時間をどれくらい確保できるかによります。
社会人が働きながら目指す場合、1年半から2年程度を想定すると現実的です。
短期合格を目指す人もいますが、無理なスケジュールにすると続かなくなることがあります。
USCPAは、継続が大事な試験です。
自分の仕事や生活に合わせて、現実的な学習計画を立てましょう。
18. まとめ:USCPAは英語と会計をキャリアに活かしたい人に向いている資格
USCPAとは、U.S. Certified Public Accountantの略で、日本語では米国公認会計士と呼ばれる資格です。
会計、監査、税務、ビジネス法、内部統制などを英語で学ぶ資格であり、外資系企業やグローバル企業、監査法人、経理・財務、内部監査、FP&Aなどのキャリアで活かしやすいです。
一方で、USCPAは簡単な資格ではありません。
費用も高く、受験資格も複雑です。
また、試験に合格しただけでUSCPAになれるわけではなく、ライセンス登録まで考える必要があります。
USCPAは万能資格ではありません。
しかし、英語と会計を掛け合わせてキャリアを広げたい人にとっては、有力な選択肢です。
いきなりUSCPAの学習を始めるのが不安な場合は、まず英文会計の基礎から学ぶのもおすすめです。
Balance Sheet、Income Statement、Assets、Liabilities、Revenue、Expensesなどの基本用語に慣れておくと、USCPA学習にも入りやすくなります。
USCPAは、英文会計を学んだ先にある、英語と会計をキャリアに変える選択肢のひとつです。
自分のキャリアに必要かどうかを考えながら、無理のない形で学習を始めていきましょう。
USCPAを本格的に検討する場合は、受験資格・費用・勉強順序を先に確認しておくと安心です。
英文会計を学んだ後のステップ
英文会計の基礎がわかってくると、次に考えたいのは「学んだ知識をどう活かすか」です。
英文会計は、英文決算書の理解だけでなく、外資系企業やグローバル企業の経理・財務、USCPA(米国公認会計士)の学習にもつながります。
目的に合わせて、気になる内容を確認してみてください。
1. 英文会計を基礎から学びたい方へ
Balance Sheet、Income Statement、Assets、Liabilities、Revenue、Expenses などの基本用語に慣れると、英文決算書を読みやすくなります。
2. USCPAに興味がある方へ
英語と会計をキャリアに活かしたい方には、USCPA(米国公認会計士)も選択肢になります。
USCPAは、会計・監査・税務・ビジネス法などを英語で学ぶ資格です。受験資格や不足単位、費用、学習期間などを確認してから始めましょう。
受験資格や不足単位が不安な方は、USCPA講座を扱う予備校の無料説明会で確認してみるのも一つの方法です。
3. 英文経理・外資系経理に興味がある方へ
英文会計は、外資系企業やグローバル企業の経理・財務職でも活かしやすい知識です。
英語を使う経理の仕事に興味がある方は、英文経理への転職準備もあわせて確認しておきましょう。




